触覚領域の専門会議EuroHaptics 2026にて2件のフルペーパーが採択、イタリア・シエナにて発表を行いました。
触覚領域の国際会議『EuroHaptics 2026』に、commissureから2件フルペーパーで採択され、発表を行いました。うち1件はOral Presentation(全投稿うち17%)選出されました。 弊社単独での研究成果として初めての国際会議発表となります。
口頭発表およびポスター発表の他、これらのデモ発表を通じて、世界中の触覚研究者と議論を交わしました。

『AudioHapticDiffusion: Synchronized Audio-Haptic Generation via Shared Latent Space』
著者:Arata Horie, Arata Kotani (Co-first)
効果音と触覚刺激を同時に生成するAI。環境世界では1つの現象から複数の感覚刺激が同期して生成されると捉えることができます。この考え方を軸に、1つの潜在空間から効果音と振動の2つの生成ブランチに分岐させて実現しました。振動はDPOしてそれらしさを維持しつつ、同じ潜在空間から生えているので時間的なAlignmentが破綻しないように一貫性が保たれるのがポイントです。このようなAlignment手法自体は映像音響の多モーダル生成で研究されており、それを触覚に初めて応用した、という内容となります。

『DERS: Distribution of Eccentric Rotational Skin-stretch induce Directional Force Sensation on a Wrist』
著者: Arata Kotani*, Hideki Shimobayashi, Arata Horie* (* Equal contribution)
特別なアクチュエータやメカニズムをほぼ使用せずに回転モーターと形状を工夫した刺激素子を使用することで、方向性を持った力の感覚を提示する手法を提案しました。弊社のせん断刺激技術を拡張させるもので、直接FeelFuseに応用しています。実験手法自体は伝統的な形式ですが、解剖学的な要因で同じ制御則でも回答する方向にバイアスがあり、知覚実験の結果としても面白い結果が得られています。